ハーモニクス(調波)とは
ハーモニクス(調波)は、360度の円をある数で割って、そこに浮かび上がる隠れたリズムを読む技法です。たとえば5で割る「第5調波」、7で割る「第7調波」というように、割る数(調波数)を変えると、ふだんのアスペクトでは見えにくい才能やテーマが浮かび上がってきます。イギリスの占星術家ジョン・アディが1970年代に体系化し、占星術を「波(ハーモニー)のパターン」として捉え直しました。
円を整数で割る
じつは、ふだん使うアスペクトそのものも、円を整数で割って生まれています。円を2で割れば180度(オポジション)、3で割れば120度(トライン)、4で割れば90度(スクエア)、というように。ハーモニクスは、この発想をさらに推し進め、5や7、9といった、通常のアスペクトでは扱いにくい数で円を割って読みます。第5調波は才能や創造性、第7調波はひらめきやロマン、第9調波は精神的なテーマと結びつけられることが多く、チャートの隠れた側面を探る手がかりになります。
天球の音楽と現代
ハーモニクスは、音楽の倍音(ハーモニー)と同じ発想に立っています。一本の弦が、全体だけでなく1/2、1/3……と分かれて同時に響くように、ホロスコープにも複数のリズムが重なっている、と考えるわけです。これは「天球の音楽」という古代からの言葉を、現代によみがえらせた考え方ともいえます。現代の占星術ソフトでは、調波数を指定してハーモニクス・チャートを描けるものも増えています。アスペクトの総論は用語「アスペクト」もどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。