ディセンダント(DSC)は、生まれた瞬間に西の地平線へ沈もうとしていた点で、チャートの四つの軸(アングル)のひとつです。東の地平線にあたるアセンダント(ASC)のちょうど正反対、つまり真向かいに位置します。アセンダントが「自分自身・第一印象」をあらわすのに対し、ディセンダントは「他者・パートナー・一対一の関係」をあらわすとされます。第7ハウスの始まりにあたる、関係性の入り口の点です。四つの軸とは、ASC・DSC・MC(天頂)・IC(天底)のことで、チャートをタテとヨコに大きく区切る基準線になります。ディセンダントはそのなかでもヨコの軸の西端を受け持ち、アセンダントと対になって「自分と他者」というもっとも基本的な対比を描き出します。実際のホロスコープ図では、アセンダントが左側(九時の位置)、ディセンダントは反対の右側(三時の位置)に描かれるのが通例です。横に引かれた水平線の右端を探すと見つけやすくなります。多くのハウスシステムでは第7ハウスの始まり(カスプ)とディセンダントの度数がそのまま重なります。
ディセンダントとアセンダントは、どちらも東西にのびる地平線の上にある点で、ちょうど一本の線の両端をなしています。太陽や星が東から昇り西へ沈むように、東の昇る点がアセンダント、西の沈む点がディセンダントです。だからこの二つは、いつも黄道上で正反対のサインどうしになります。たとえばアセンダントがおひつじ座なら、ディセンダントは向かいのてんびん座、というぐあいです。出生の時刻と場所がわかってはじめて求められる点で、生まれた瞬間に空のどこに地平線が引かれていたかによって、サインも度数も決まってきます。地球は約24時間で一回転するため、地平線にかかるサインは時間とともにつぎつぎと移り変わります。だからディセンダントは、生まれた時刻が数分ちがうだけでも度数が動くことがあり、出生時刻の正確さが大切になる点のひとつです。逆にいえば、時刻と場所さえ正しければ、アセンダントが決まった時点でディセンダントも自動的に向かいのサインの同じ度数として定まります。ここでいう「沈む」は、実際に惑星がある必要はなく、黄道上のその度数が地平線にかかっている、という意味です。太陽がディセンダントの近くにあれば日没に近い時間帯、アセンダントの近くにあれば夜明けに近い時間帯に生まれたことになります。
ディセンダントのサインは、あなたが惹かれやすい相手の質や、関係のなかで自分を補ってくれるテーマを示す、と読まれます。自分には足りない、あるいは外に求めたくなる性質が、ここに重ねて読まれるのです。アセンダントが「自分」なら、ディセンダントはその鏡うつしの「相手」。二つを一対にして眺めると、人とどう向き合うかの物語が浮かんできます。恋愛や結婚にかぎらず、仕事のパートナーや契約相手など、一対一で向き合うさまざまな関係を映す点としても読まれます。ここに在室する天体や、ディセンダントへのアスペクトも、関係のテーマを彩る手がかりとして合わせて眺められます。正反対に位置する星座どうしは火と風、または土と水という相性のよい元素の組み合わせになる決まりがあり、ディセンダントの資質が心地よく自分を補って感じられやすいのはこのためでもあります。金星が重なっていれば魅力や調和を大切にする関係、土星が重なっていれば責任や年齢差のある相手との縁が意識されやすい、というように居合わせる天体で色合いも変わります。ただしこれは象徴的な読みであり、特定の相手や出来事を断定するものではありません。用語「アセンダント」「第7ハウス」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「
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